1つめのポイント:違いをしる
英語と日本語の発音の違いを下記に比較しました。
全く違いますよね。日本語は、他の言語とかなり異なった特徴を持っています。だから、英語習得が難しいのです。
英語 | 日本語 | |
母音の数 | 米)40個 英)33個 | 5個(あ、い、う、え、お) |
子音の数 | 28個 | 17個 |
リズムと イントネーション |
英語には強勢(強く発音)部分がある。そのリズムは波のうねり(強弱のうねり)のように、強と弱が交互に現れる。 | 一つの音が同じ間隔で発音される。 リズムの基は音節(母音を中心とした発音上の最 小単位)です。日本語のカナは1文字1音節で、音節がほぼ 同じ長さ、強さ、明瞭さで発音されます。 |
呼吸方法 | 横隔膜呼吸 | 胸式呼吸 |
発声方法 | 横隔膜呼吸で、お腹から息をしっかりつかった発声 | 喉を使うだけで発声 |
子音と母音の正しい音「基準」を知る
発音を練習するには、まず音の「基準」を知る必要があります。
英語は、26のアルファベットから構成されていますが。音をみると、子音と母音を含めると60種類以上あります。その音を表示しているのが、発音記号です。目にするものの、発音記号どおり、確信をもって発音できる方は少ないですよね。
この辺りは、Youtubeに良い素材があり、教えてくれています。
ここでは、IPAについて、教えてくれています。IPAとは「International Phonetic Alphabet」の略で、国際音声学会が定めた音声記号のことです。
この動画では、発音記号をInternational Phonetic Alphabetとして説明しています。
44個の音をわかりやすく教えてくれています。
この動画を見て、正しい音を聞いて、マネをすることから始めましょう。
英語の発音のストレスとリズムを知る
単語の中のストレス
ストレスとは、他より大きな声で、ゆっくり発声する部分のことです。
generation = geneRAtion
calendar =CAlendar
behavior = beHAvior
単語いうと、大文字で書いた所がストレスの部分です。
英語のリズムとは
リズムとは、強調する部分や母音を伸ばす事でゆっくりになるなど、早まったり遅くなったりする、スピードの緩急です。
これは、相手に内容を理解しやすくさせるために非常に重要です。たとえ子音や母音の音が少し間違っていても、ストレスとリズムをうまく付けてさえいれば、相手の理解度は断然高くなります。
そしてネイティブスピーカー特有の「ネイティブイングリッシュ」を演出しているのも、このアクセントとリズムです。
一連のスピーチの中での、ストレスとリズム
単語内に加え、センテンス、一連のスピーチの中にもストレスとリズムを付けます。そして、その付け方には規則性があります。
「内容語」はゆっくりストレスをつけ、「構造を作るための語」は早いリズムでリラックスして発声するのです。
内容語とは = 内容を理解するのに、重要な語 のことです。
構造を作るための語 = 文章の構造を作るための、繋ぎ的要素の強い語 のことです。
「内容語」と「構造を作るための語」の例は、下記のようになります。
Content Words (内容語)
ストレスをつけて、ゆっくりのリズムで発声します。
内容を表す重要な語 | 例 |
名詞 | dest,card, rain |
主要な動詞 | buy, watch, employ |
形容詞 | Interesting, long, hot |
副詞 | rapidly, firstly, simply |
否定のための補助動詞 | don’t, aren’t, can’t |
Structure words(文章の構造を作る語)
リラックスして、早めのリズムで発声します。
構造を作る語 | 例 |
冠詞 定冠詞 | the, a, an, |
前置詞 | on, at, from, to |
代名詞 | he, we, they |
接続後 | and, but, because |
補助動詞 | do, be, have, can, must |
例えば、こんな感じです。
She has spoken her letter to her mother.
彼女はお母さんに手紙を読みました。
If my daughter wants to study United States, I want her to be able to.
娘が海外で勉強したいという事があれば、そうさせてやりたいと思っています。
What I mean is, it’s important for us to gather the information quickly.
つまり、情報を早く集める事が大切です。
スピーキングを滑らかにする4つの方法
さて、発音の基礎となる母音・子音の音と、ストレス・リズムを理解したところで、さっそく身に付ける方法を見ていきましょう。4つです。
音読
一つめの方法は、音読です。これは、別の記事でも取り上げています。
ポイントは、内容を捉えるために読みましょう。そうすれば、先に述べた「内容語」にあたる単語を、無意識に強調して読むようになります。こうして、ネイティブのような音楽的な発音が、自然に出来るようになっていきます。
ネイティブのスピーチを聞いて、マネましょう
こちらも、英語力を上げるために、スピーチを聞こうということで、別の記事を書いていますので、ご参考にしてください。
好きなネイティブスピーカー、感動するネイティブのスピーチを、マネましょう。英語の字幕が付いているのを選んで見ましょう。
内容の素晴らしさに感動すると、自然と抑揚がつきます。また、憧れの人と同じように喋りたいという欲求は、練習のモチベーションにもなります。
ネイティブとのスピーキング
もし、あなたがネイティブの友人もしくは、英会話のレッスンを受けることができれば、一番よいのですが、実際の会話の中で同じことを何度も繰り返すことは難しいので、基本は自己練習が中心で、実践時に、もし録音させてもらえば、相手との会話の間や相手の発音も勉強できるので、一隻に二鳥です。
スピーキング練習でのポイントです。
ゆっくり話すよう心掛ける
練習では、「ペラペラ話せるようになりたい」という気持ちから、つい早口になってしまいます。流暢に話すというのは、早口で喋れる事ではありません。伸ばすところはしっかりと伸ばし、間も重要ですので、余裕をもてるようにしましょう。
シャドーイング
手本のスピーチを聞きながら、その話し方と同じように、平行してスピーチをすることをシャドーイングといいいます。ネイティブスピーカーのスピード、発音、抑揚をマネする中で、自然とそれが身に付きます。
3ステップで、シャドーイングの練習をリードしてくれています。
YouTubeではshadowingで検索すると、いろんな方のシャドーイング初心者の方もすんなり入れます。
まとめ
今回は、英語の発音の基礎と、その矯正方法についてお話ししました。いくつかの嬉しい効果があります。とくに、自信がつく、余裕をもって会話ができる。これは、日本人マインドマインドからの脱却として大きいです。
- 発音がよくなる
- リスニング力が伸びる
- 自信がつく
正しい発音を身につけ、ネイティブ発音を目指しましょう!
コメント
シャドーイング始めて知りました!
コメントありがとうございます。すこしむずかしいので、上級者向けになりますね。私も時々練習しています。
こんにちは!
私も将来、
英語を話せるようになりたいので、
シャドーイングを取り入れて、
ネイティブな発音を目指したいです!