子育てキャンプは素晴らしい

子育て

空気が澄んで星空がキレイな冬のキャンプもまた格別です。近年、キャンプの達人達は、冬にキャンプを楽しんでいます。なかなか慣れないと、冬にキャンプをしようという気にはならないとは思いますよね。

自然の中で子育てをしてみようと思う方が増えてきています。週末に、家族でのキャンプのおすすめです。

キャンプには子どもたちの成長には欠かせない要素がたくさん詰まっているといいます。アウトドア初心者のお父さんやお母さん向けに、週末キャンプの魅力を紹介します。

 

 

 

 

 

 

「キャンプで子育て」がおすすめ

キャンプといえば、バーベキューや川遊びなどのレジャーや自然の中での癒しを求める人がほとんどだと思いますが、「キャンプで子育て」という新しい視点が注目されています。

都会の子どもたちは、大自然と触れ合う機会がとても少ないですよね。非日常である野山は、最高の遊び場であり、子育てに非常に有益であると、専門家が意見を言っています。では一体、キャンプのどんなところが子育てに良いということなのでしょうか?

最高の子育て場になる理由

生かされていることを実感する

日頃は、きれいに捌かれた魚や肉などをスーパーで買ってくることが多く、生きた状態のものをさばいて食べる機会は少ないですよね。普段の食卓からでは、肉や魚を食べるということが命をいただいているというイメージに直結しません。ですから、生命の尊さや食べることへの感謝の気持ちが湧いてこないのです。

例えば、NPO法人食育研究所「Mogu Mogu」代表理事の松成容子さんという方は、キャンプイベントを開催し、親子さんたちにその体験をしてもらっているそうです。自分たちでイワナを捕まえてから食べる、実際に自分たちの手で命を奪う体験してもらい。「あなたの命を私の命にさせて『いただきます』」このことを伝えています。こういった体験が、命を祖末にしない、美味しくいただく、全部食べること、こういったことが大切だという学びにつながるそうです。

子供達にとって、非常に強烈な体験ですよね。こういった体験は、記憶に刻まれますよね。キャンプで食べることに対する感謝の心、好き嫌いしてはいけないということが自然に学べるのです。

最近では設備が充実したキャンプ場が増えています。テントを自分たちではる必要のないバンガローやコテージ、お風呂も完備、トイレはウォッシュレット付など自宅と変わらない施設もあります。

しかし、週末キャンプでいくようなキャンプ場の場合はそこまで充実したところはあまりないと思います。

夏は暑い、冬は寒い、トイレは外にあり、虫もたくさん、夜になれば真っ暗など…。

しかし、自然環境の中で不便さを体験させる事で、便利な生活に感謝を覚えてくれます。これも大事ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

火を扱うことで脳の活性化と生きる力を養う

昔はお風呂を湧かしたり、調理をしたりするに、火をつけるということが重要な作業でありました。火の作業が、子どもたちにとって身近なものでした。しかし、今は家の外や機械の中で燃焼するものが大半です。親も子どもたちのためを思ってか、火から遠ざけてしまっているようです。ホント?と疑いたくなるようなことですが、火が熱いということすら知らない子が現実にいるそうです。その数も増えてきているというところが、末恐ろしいですよね。

人類は火という道具を覚えてから、脳も体が急速に発達したといわれています。災害などで、ガスや電気のない生活を余儀なくされた場合、火が使えるか使えないかで、生死を分けることもあります。東日本大震災のとき、ドラム缶の中の火を絶やさないように頼んでも、薪を入れたらいいタイミングかわからない人がほとんどだったそうです。嘘みたいな話ですが、計画停電を実施したときも、カセットコンロを用いてご飯が炊けるということを知らない人が多く、炊飯器が使えないので、どうしたらいいのか電力会社に問い合わせが多くあったとか。いざというときに生きるためのすべを知っておく必要がありますね。

さらに、東北大学の川島隆太教授と大阪ガスが行った共同研究では、火を使うことで脳が活性化するという報告がされています。子どもが「マッチをする」「七輪で火を起こす」という行動をしたとき、脳の意思疎通をつかさどる部位が活発化するといいます。火を扱うことは、子どもの脳の発達にも有益なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

運動能力や想像力が鍛えられる

野山には、心地よい風や森の匂いなど、五感への刺激がたっぷり詰まっています。素足で水に入ったときの冷たさや岩肌の感覚、五感へに刺激は、たくさんあります。このことで想像力や運動能力が鍛えられます。

山の急な斜面や滑りやすい川べりなどで子どもたちを遊ばせると、脳は常に地面に対してベストな体勢をとろうとしてするため、脳が一生懸命働き、身体能力を鍛える訓練になるそうです。

アスファルトの平ら道ばかりではなく、凸凹な道を歩く機会も子どもたちにとっては必要なことなのです。

自然の中では予測不可能なことがたくさん起こります。それにどう対処するか、乗り越えるかが、アウトドアの楽しさの一つです。予測不可能なことへの対応力を身につけることが、スポーツのセンスや技術を磨くのに役立ちます。また、体幹を鍛えるトレーニングにもなるそうです。

 

 

 

 

 

このように、野山でのキャンプには、子どもたちの成長にプラスとなる要素がたくさん詰まっていることがわかります。自分たちも楽しみながら、子どもと一緒に思い出を共有できるキャンプは、パパ・ママにとっても嬉しいこと尽くしですよね。

いざ、週末キャンプを楽しみたいと思う人は、一体何から準備をすればいいのでしょうか?

キャンプの準備には何が必要?

キャンプとなると、道具を一式揃えないと始められないというイメージがあるため、初心者にはとてもハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、考え方は至ってシンプル。

①寝るところ

②食べるところ

③くつろぐところ

この3つに必要な道具だけを揃えればいいのです。到着早々、車から荷物を降ろして、テント張って、食事の支度に火起こしなど、到着してからやるべきことがたくさんありますが、子どもたちにも積極的に動いてもらいましょう。キャンプは“家事ができる子”を育てるきっかけになります。

子どもたちに積極的にお手伝いをしてもらうことで、「自立して生きる力」「体を使って考え、行動する力」「人の役に立つ力」を養えるそうです。

自分がラクしたいからたくさん子どもたちに手伝ってもらおう、ぐらいの悠長な気持ちでいることが、親が子どもたちの失敗にもイライラしなくなる秘訣。何度も教える手間はありますが、子どもたちの自立心を鍛え、家事ができる子を育てる絶好の機会となるのです。

寝るところ

「テント」と「寝袋」がマストアイテム。テントは、耐久性も高くて、アウトドア初心者でも簡単に組み立てられ、小さく収納できるタイプのものも販売されています。キャンプの入門者は、テント選びから始めましょう。

アウトドアブランンドメーカーのものを買っておけば安心です。オーソドックスな形状で、なるべく組み立てやすいモデルがおすすめです。大きさは、人数+アルファの大きさのものが良いです。理由は、雨など天候の悪い場合、テントの端は雨がしみてきたりしますので。

 

 

 

 

 

 

食べるところ

大きいキャンプ場によっては、特に火元の心配をしなくてもいい場合もありますが、施設がない場所も多いので、グリル、ガスコンロ、焚火台、割れにくい素材の食器は揃えておきましょう。

食器は、使い捨ての紙素材のものでも代用もできます。壊れにくい素材のステンレス製、チタン製のものなどは長く使えるので便利です。

くつろぐところ

強い日差しや雨風をしのいでくれる場所は、思った以上に体力を消耗しますので、キャンプではとても重要だと言われています。

折りたたみ可能なテーブル&チェアのセットがあると、ゆったりくつろげます。また、「タープ」と呼ばれる雨風をしのげるシートは、のんびりくつろげるので便利です。

 

 

 

 

 

 

キャンプグッズ

アウトドア用品店に行くと、たくさんの道具が売っているので、ワクワクしてきますよね。最初からすべてのものを揃える必要はありません。吟味して、気に入ったものだけを購入しましょう。

カセットコンロ系のシングルバーナ、アルミ製の調理器具一式これらは、非常時の災害時にも役立ちます。

キャンプ成功のコツは無理をしないこと!

キャンプ場へ子どもやお友達ファミリーと一緒に行くと楽しさは倍増しますが、成功へのコツをまとめて見ました。

・毎食自炊しないこと!
(到着してすぐは設営などで疲れるので外食などで済ませて、夜に頑張るのがおすすめ)」

・ゆるく役割分担をして、はりきらないこと
(楽しい思い出を作ることを意識しましょう)

・他の人を観察して、良いやり方も参考に。
(デビューは達人と行くのがおすすめ。)

ステップバイステップで、楽しんでください。

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